2016-01-01から1年間の記事一覧
議員NAVI(第一法規)に「議員のためのインテリジェンス」と題して、政策立案におけるRESAS・データの活用方法や、データに基づく政策立案や市民参加型の政策立案(Open Government, Open Policy Making)を進めていく上での議員の役割・振る舞い方などにつ…
必要なのは、ファジーな社会参加を許容するような「ゆるさ」である。同時に、政治に対する適切な理解も不可欠である。政治に対する過度な期待と幻滅は、政治を適切に理解できていないという点では同一のものである。政治にできること・できないことをきちん…
参議院選挙の前日ですが、思いつくままに何点か。 まず、今回、ある候補者に投票をした理由をメモしておくと良いかと思います。過去のどのような実績を評価したのか。今後の政策のどこに期待をしたのか。参議院の任期は6年。6年もたてば投票した理由を忘れて…
雑紙「行政&情報システム」の6月号に、オープンガバメントをテーマに寄稿をさせて頂きました。 ファジーなオープンガバメント—曖昧さ・余白が生み出す市民自治— (目次:http://www.iais.or.jp/ja/wp-content/uploads/2016/06/mokuji-06.pdf) 市民参加、協…
昨日出席していた日本公共政策学会について、ちょこっとメモを。 プレゼン資料はこちら。 オープンガバメント・オープンガバナンス時代の社会参加モデル(日本公共政策学会・発表資料、米山知宏) from Tomohiro Yoneyama www.slideshare.net …
オープンガバメントを推進する団体として、「Code for xxx」に代表されるような民間の集まりがある。それらは自発的な有志の集まり(=まさに、ボランティア組織)であるが、そのようなボランティア組織が成果を出していくためには「マネジメント」を意識す…
昨日(2016/3/4)、千葉市が「ちばレポ」に関するオープンデータを公開した。 www.city.chiba.jp 昨日のタイミングで公開されたのは、今日(3/5)がIODD2016(International Open Data Day 2016)だからではないかと勝手に妄想しているが、ちばレポも粋なこ…
さて、「【RESASの活かし方(1)】まずは人口分析から - @kedamatti's diary」では、人口分析の入口として、自然動態・社会動態の動きをRESASを活用して分析した。第2回は、「社会動態」を少し深掘りして分析をしてみたい。今回も分析対象は長野県の原村であ…
「地域経済分析システム(RESAS)」については、国もマニュアルを提供しているが、機能的な説明が中心で、実際に使うシーンを想定したものにはなっていない。 操作マニュアルダウンロード - RESAS 地域経済分析システム 実際にデータを分析するとしたらRESAS…
オープンガバメントやシビックテック界隈では、しばしば「オープンマインドが大事」という指摘がなされるが、このオープンマインドとは具体的にどういうものなのか考えてみたくなったので、書いてみる。 オープンマインドは、「開放的であること」「多様性を…
「市民参加の場を設置しても、誰も参加してくれない」と嘆いている暇があったら、 行政自ら市民の場に出ていけば良い。 それだって、立派な「協働」である。 そして、自ら出て行けば、今度は、相手がこっちに来てくれるようになる。 相手に求める前に、自ら…
先日、オープンガバメントの本質は「水をさすこと」(勝手にオープンガバメント論シリーズ) - @kedamatti's diaryと書いたが、 では、具体的にどのように「水」はさされるのか。 その役割を担うのが、「デザイン思考」と「オープンイノベーション」である。…
オープンガバメントの特徴の2点目としては、「オープンガバメントの特徴① 【参加の場の多様化】 - @kedamatti's diary」で述べたように参加形態が多様化したことにより、「参加の方向性の転回」が見られるようになったことが指摘できる。 従来、「参加」と言…
オープンガバメントの特徴の1点目は、参加形態が多様化してきたということです。 Change.orgに代表されるような自らの意思を表す場は「直接的参加」の機会を生みだしましたが、意思決定プロセスに直接参加するのではなく、意思決定プロセスの場づくりに参加…
オープンガバメントの本質は、日本社会のいわゆる「空気」に対して「水をさす」ところにある。 「データ」は、そのコミュニティの常識に対して水をさし、「参加」は、そのコミュニティの意思決定の場や意思決定の対象そのもの(=慣習)に水をさしうるところ…