日本公共政策学会の全国大会に参加して。

昨日出席していた日本公共政策学会について、ちょこっとメモを。

プレゼン資料はこちら。

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出席したのは「参加」がテーマのセッションで、
私からは、オープンガバメントの参加モデルを仮説的に提示し、
もうお一人の岩田さんからは栃木県塩谷町で実施された「塩谷町民全員会議」についてのご報告。

岩田さんが行われている取組が素晴らしかったということと、私の発表がツッコミどころ満載だったということもあり、会場からもたくさんのご質問をいただき、2時間の枠にも関わらず時間が足りなくなるほどでした。

討論者には、伊藤修一郎先生にご出席頂いたのですが、
伊藤先生の本はいくつか拝読していたので、直接ご指摘・ご質問を頂く事ができ、ありがたい時間でした。

さて。
セッションの中でのディスカッションを受けて改めて思うのは、
ベタですが、「参加」とか「民主主義」というものの意味を、きちんと丁寧に問い直していく必要があるのではないかということです。
それを「議会制民主主義か直接民主主義か」というように議論を単純化してしまうのではなくて、政治だけではなく、社会そのものにどう関わり、それらとどのような関係を築いていくべきなのか。
そのことを我々が暮らす日常生活を対象にして、あらためて考える必要があるように思います。
だから、当然その解は一様にはならないのだけれど。

オープンガバメントも、その観点から議論を積み上げていかなければならないように改めて思った次第です。

さて、そのセッションの後に全体会として、「20 周年記念セッション 「松下圭一と山川雄巳:政策学への貢献の視点から」」が行われました。
まさにそうそうたるメンバーが松下さんと山川さんについて語られ、非常に面白い議論だったのですが、
その中で、横須賀先生が「公共政策も理系やデジタルネイティブのことを理解している人を入れていかなければならない」と何度も主張されていたのが何より印象的でした。

個人的には、既存の民主主義理論や政治学が現状の動きに追いついておらず、
むしろ、情報学の分野に軸足を置く方の民主主義論・参加論の方が的確ではないかと思うことがしばしばあります。
ぜひ、そこは両者の知見が融合していかなければならないと思いますし、
横須賀先生が指摘されるように今後の公共政策学の役割なのかもしれません。

とても収穫の多かった一日でした。
討論頂いた皆様、どうもありがとうございました。