「Code for xxx」などのボランティア組織こそ、マネジメントが重要(勝手にオープンガバメント論シリーズ)
オープンガバメントを推進する団体として、「Code for xxx」に代表されるような民間の集まりがある。それらは自発的な有志の集まり(=まさに、ボランティア組織)であるが、そのようなボランティア組織が成果を出していくためには「マネジメント」を意識することが重要である。
もちろん、マネジメントといっても難しい話ではなく、打ち合わせの際に「こんなアプリを作ろう」「こんなイベントを企画しよう」みたいな話が出たとき、まず何より、その場で「本当にやるかやらないか」ということをはっきりさせることである。加えて、「やるとするならば、誰がいつまでに何をやるのか」ということを明確にするということが重要である。
ボランティア組織は、自発的なメンバーの集まりであるがゆえに、何事も曖昧になりがちである。それをそのまま曖昧にしていると、何度打ち合わせをしても、同じ話がぶり返されて、一向に前進しない。そうならないためには、出される意見について、その場で白黒をつけていくということが重要である。特に、ボランティア組織のリソースを考えれば、「これには手をつけない」という意思決定が重要である。そうしなければ、色々なものに手を出したものの、何も具体的な成果物が生みだされないという状況になるだけである。