@kedamatti's diary

米山知宏の思考メモです(専門は、知/情報/自律的な組織づくり/プロジェクトマネジメント/ナレッジマネジメント/コミュニケーション/オープンガバメント/民主主義/市民参加/シビックテック)

群衆の叡智サミット2009

昨日の群衆の叡智サミット2009をTwitter で実況していたので、せっかくなので、こちらにもまとめてみます。

Twitter にアップしたもののままですので、誤字・脱字、ご容赦ください。。

群衆の叡智サミット2009

■第一部■

# さて、WOCSスタート1:05 PM May 26th from web

# Session1では、情報の流れと社会に見られる大きな変化。群衆の中で起きていること。オバマ、メディアの変化、感覚の集約1:06 PM May 26th from web

# Session2は、で、どうするのかということ。イノベーションは民主化?経営への適応、社会への対応。1:07 PM May 26th from web

# 佐々木:自分の興味は、マスメディア、インターネット含めて、情報の流れがどう変わっていくのか。今までは一方向だった。メディア空間がどう変わり、情報の流れがどう変わるか。そのあたりの話がしたい。1:11 PM May 26th from web

# 鷲田:消費者研究をしている。広い意味でのマーケティングの話をしたい。1:12 PM May 26th from web

# 三浦:オープンストリートマップをやっている。非営利で活動している。地図の上で知恵を集める活動を紹介したい。1:13 PM May 26th from web

# 徳力:ブログを趣味で書いていたら、仕事になってしまった。今日のトピックは、ブログマーケティング。分散の知が、企業のマーケティングにどう役立つか。オバマの例。群衆の使い方が変わってきた。1:14 PM May 26th from web

# 山口:経営学の研究をしている。色々と最新の動きを教えて頂きたい。1:16 PM May 26th from web

# 岡田:今回投票のシステムを準備している。山口さんから会場に質問を投げて頂きたい(笑)。1:17 PM May 26th from web

# 山口:会場の中に、感染者がいると考えているかどうか答えて欲しい。1)いる、(2)いない。1:19 PM May 26th from web

# 1)17、2)24。意外にいると思っている人が多い。1:21 PM May 26th from web

# さて、本題。1:21 PM May 26th from web

# 岡田:オバマの成功について1:21 PM May 26th from web

# 佐々木:FacebookYouTubeなど、ソーシャルメディアの多くを使っていた。600万ドルを集めた。選挙期間中はマスメディアはほとんど使っていない。最後の最後にテレビを使ったが。一番大きかった、新しかったのは、ネットで献金を集める仕組みを構築したこと。1:22 PM May 26th from web

# 佐々木:これまで献金を集めるためにはリアルが必要だったが、今回はネットでダイレクトに。日本では難しいかもしれない。政界の抵抗もあるが。学生が作ろうとしたが、ビジネスにならないと断られた。企業がやるのは難しいかもしれない。1:24 PM May 26th from web

# 徳力:先日、選挙とネットのイベントをやった。オバマがネットをうまく使ったというのは事実。特に面白かったのは、個人献金。リアルと繋げてしまっているところ。これまでの「群衆の周知」はオンラインコンテンツで終わっていた。オバマは、実際にリアルのお金・人が動いたと言うこと。1:25 PM May 26th from web

# 徳力:100%個人献金というのは、アメリカの歴史でも初めてらしい。オバマがケネディーと比較されるが、オバマは個人を組織した。その結果、投票率などを上げた。オバマは最初、全然知名度は無かった。民主党の岡田さんより低いのでは。ネットの力が大きい。ビデオを紹介したい。1:27 PM May 26th from web

# 徳力:マケインにオバマが勝ったことはインパクトは無い。大きいのは、ヒラリーに勝ったこと。どちらも民主。1:29 PM May 26th from web

# 徳力:オバマの支持者がビデオを作った。その中の一つが大きな影響を与えた。1:30 PM May 26th from web

# 岡田:アメリカで見ていた高須賀さんはどうか?1:30 PM May 26th from web

# 高須賀:正直興味はない(笑)。興味深いのは、Twitterの影響力。アメリカのマジョリティーに対して、Twitterが影響を与えていた。1:31 PM May 26th from web

# 岡田:アメリカは州・地域によって全然反応が違う。アメリカでは、オバマがどうなっていくかは、みんなの関心事だったのか?1:32 PM May 26th from web

# 高須賀:上流階級ではない人は指示していた人は多い。前の大統領に対して色々思うところがある人も多かった。「アグレッシブさに賭けたい」という人がいた。1:33 PM May 26th from web

# 徳力:口コミマーケティングが言われるが、ネットの中だけではもったいない。ネット上で群衆の叡智が可能になったが、オバマはネット以外も使っている。最終的なテレビの投入金額はマケインよりオバマの方が多い。集団のパワーを最大化することによって、群衆が動く。1:35 PM May 26th from web

# 徳力:アメリカで選挙はF1。究極のところを競っている。以前はBlog。今回は、TwitterYouTube。アメリカだと、テレビのコメンテーターが「Twitter見てくれ」と言う。日本の選挙は、耕耘機以下。一般市民は選挙に参加するなという法律。リアルとオフラインの融合。1:36 PM May 26th from web

# 鷲田:せっかくなのでアンケートシステムを。最近、政治のブログで有名なのは「きっこのブログ」。(1)読んだことがある、(2)読んだことがない。→半数以上が読んでいる。1:39 PM May 26th from web

# 鷲田:「支持政党が決まっているかどうか」。(1)決まっている、(2)決まっていない。→ほぼ同数。1:39 PM May 26th from web

# 鷲田:日本でも献金システムは、法律上問題ない。1年間で1万円くらいしか集まらないとか。なぜ盛り上がらないか不思議。1:41 PM May 26th from web

# 岡田:ファシリテーターと群衆。イノベーターと集団。その特徴的な例が、オバマであった。メディアの変遷について、佐々木さんに開設して欲しい。1:42 PM May 26th from web

# 山口:にこにこ動画のアンケートが面白い。普通の世論調査と結果が変わらなかったという話もある。若い人へのリーチ、結果の面白さ。政治家もニコニコ動画を使い始めている。お金の流れまでは行っていないが、動きが出始めている。1:46 PM May 26th from web

# 佐々木:「ソーシャルメディア時代の情報流路」。最近の興味は、「マスメディアがどういう影響を受けるか」ということ。ミドルメディアの巨大化。数千人〜数十万人くらいの規模。これまでの雑誌くらいの規模。これまでもニーズはあったが、数千くらいの部数で発行するのはコスト的に難しかった。1:48 PM May 26th from web

# 佐々木:ネットの出現によって、ミドルメディアがネット上で大爆発を起こしている。これが今後どうなるか。?ミドルメディアの爆発的拡大、?ターゲティング化・ライフログ化、?マイクロコンテンツ化。1:49 PM May 26th from web

# 佐々木:以前は、読むべき雑誌は限られていたが、今はGoogleReaderで大量の情報を読んでいるが、さばききれない。各自にとって的確な情報をどう流すかということが大事。ブログが流行った「何でもいいから情報を流せ」という時は終わっている。的確な情報を流す必要がある。レコメンド。1:51 PM May 26th from web

# 佐々木:ミドルメディアの爆発的拡大は今後も続く。マスメディアは衰退。ニュースサイト化しているブログ集団(テックランチ)などが増えている。今度はレコメンドが中心の一つ。情報のフラット化で、的確な情報が得られなくなっている。1:53 PM May 26th from web

# 佐々木:ただ、Amazonのレコメンドも完璧ではない。他の情報は、まだレコメンド出来ない。消費者行動のコンテキストを読み取る必要がある。「バス」と検索した時に、魚なのか、車なのか、お風呂なのか。アルゴリズムではなく、ソーシャルレコメンデーションが重要ではないか。1:54 PM May 26th from web

# 佐々木:食べログ、クックパッド、TSUTAYA DISCAS。TSUTAYAは口コミレビューが付けられる。Amazonoよりも多い口コミ数だと。食べログは5点満点で、4点を超えているところはかなり美味しい。だが、3点は微妙。まずいところもある。それは評価している母集団が違うから。1:56 PM May 26th from web

# 佐々木:早稲田の学生の3点なのか、銀座OLの3点なのか。評価が違う。自分の好みに合うカリスマレビューアーを見つけて、その人のお薦めに行く方が確実。クックパッドは、20代から30代半ば。子供がいる層が利用者。1:57 PM May 26th from web

# 佐々木:品物で検索すると、若者向きのアジになってしまう。自分の舌にあわない(笑)。自分と好みが合う人のレシピを見たい。TSUTAYAも同じ。自分と同じ映画の趣味の人を見つける。「この人のレコメンドを信じる」という方向になるのでは。1:59 PM May 26th from web

# 佐々木:Web1.0は、一元化された情報。Web2.0は、分散化した情報。Web3.0は、情報の再集約。自分にとって的確な情報を得る。Twitterとかにより、その解決策を探っている。2:01 PM May 26th from web

# 山口:Web2.0のポイントの一つが、情報を集約するということではなかったか。うまくいくときと、うまくいかないときがある。集約するメカニズムは重要。Web2.0は善意での集約が期待されているが、悪意の集約もある。そうなると意味がない。2:03 PM May 26th from web

# 山口:日本のネット文化に、悪い意味で「ノリの文化」がある。良い方向に集約したい。新しい課題が残っている。2:04 PM May 26th from web

# 高須賀:情報が爆発していく中で、どうチョイスしていくのか、どうスピーディーに対応していくか。エンジンで完璧に対応するのは無理。既存のテクノロジーの延長線上に解は無い。最近は、コンテキストに興味がある。「会って話をしよう」というのは、コンテキストの共有。2:06 PM May 26th from web

# 高須賀:人間のコンテキストを読み取り。Twitterの嵐の中から、ヒトはコンテキストを読み込んでいる。これからは、文脈を読み取ることが大事。ただ、これまでのエンジニアリングの延長線上では解決策はない。2:12 PM May 26th from twhirl

# 岡田:4方向への知のマッピング。「感覚と論理・合理的」の軸。「過去と未来」の軸。2:14 PM May 26th from twhirl

# 山口:情報サービスを考えるときに、完全なものを目指す発想が良くない。10年単位で考えると、10年前はGoogleがなかった。集まってくる情報も増えてきたが、人間が技術に追いついていない。技術なりの使い方を身につける必要がある。昔のヒトは1日40キロ歩いても大丈夫だが、今は無理。2:17 PM May 26th from twhirl

# 山口:ヒトによっては追いついていない人もいるのが問題。2:17 PM May 26th from twhirl

# 佐々木:4つの軸の話で、「直感」は使ってはいけない。それで議論が終わってしまう。分析して考える必要がある。以前電通が「さよなら大衆」という本を出した。1980年代。三種の神器が無くなったときに何をほしがるのか、ということをきちんと分析する必要があった。2:19 PM May 26th from twhirl

# 佐々木:「これからは感性の時代」と言ったら終わってしまう。記号で物を消費する時代は終わっている。いかに自分にとって大事な情報を得るかということが大事。「感覚」ではなく、「分析」が必要2:21 PM May 26th from twhirl

# 岡田:リグレトというサイトがある。感情的なやりとりをフローでやっている。コンテンツをためたいと思っていない。「ストック/フロー」の「フロー」の再評価。「時間制」の再定義。コンテキスト、感情を表現するようなものが出てきている。2:24 PM May 26th from twhirl

# 岡田:第1回、第2回では、OSSの話をした。三浦さんのプロジェクト「オープンストリートマップ」を紹介して欲しい。2:25 PM May 26th from twhirl

# 三浦:自由な地図を作るというプロジェクト。act local, work global。全世界で地図が作られている。自由化運動の一環で使われているところもある。2:29 PM May 26th from twhirl

# 三浦:データを作っているのは、地方の人々。みんなで品質を上げていく。2:32 PM May 26th from twhirl

# 三浦:日本では、ビルが多いため、GPSの誤差が多い。2:33 PM May 26th from twhirl

# 岡田:ヒトの行動をトラッキングして、地図を作ってしまう。他に事例はあるか?2:33 PM May 26th from twhirl

# 三浦:食べログもそうだが、自分の経験を蓄積することで「データ」になっていく。2:33 PM May 26th from twhirl

# 佐々木:注目されている分野の一つ。今は、モバイル、テレビ、リアル。携帯がどうなるか。動画がどうなるか。「世界カメラ」が盛り上がっている。アメリカのテッククランチのコンテストで、注目されたサービス。iPhone のカメラで、リアルのオブジェクトにタグ付けが出来る。2:35 PM May 26th from twhirl

# 佐々木:そうなると、誰がタギングするのか。ソーシャルタギングしかない。リアル空間をITに取り込んでいって、その中で、ソーシャルデータをいかに取り込むか。2:36 PM May 26th from twhirl

# 徳力:群衆の叡智を考えるときに、第1は、「データがネット上にオープンになる」という状況がスタート。次は、「集約されて便利になる」という段階。ここで問題になるのが、「データがある」「まとめて便利」「ビジネスになる」というポイント。日本ではビジネス面が厳しい。2:38 PM May 26th from twhirl

# 徳力:食べログは良いが、オープンになった瞬間に進化が止まってしまう。オープンソースの地図プロジェクトも、あんまりうまくいっていない印象がある。日本人の多くは、Yahoo!トピックスでいいやと思っている。前向きなヒントが欲しいが。2:40 PM May 26th from twhirl

# 三浦:使ってくれないということは、データを出してくれないということと同じではないか。コントリビュータになること、参加することの面白さをどう伝えるか。2:41 PM May 26th from twhirl

# 山口:利用するだけの人は完全を求めるヒト。「なぜこれが出来ないんだ」と。それは自分で作っていないから。ある人がブログで「群衆の叡智の限界を見た」と言っていた。自分は群衆の叡智の外にいると思っている。利用する側としてしか意識していない。2:42 PM May 26th from twhirl

# 三浦:哲学をどう伝えるかと言うことではないか。2:42 PM May 26th from twhirl

# 佐々木:構造的に考える必要がある。要因は二つ。1)日本は母集団は少ない。アメリカは日本の10倍の市場がある。ブログに広告貼っても10万円くらい儲かる。アメリカでソーシャルメディアが流行っているのは、儲かるから。日本はそれが無い。2:44 PM May 26th from twhirl

# 佐々木:2)もう一つは、ここにいる人は少数派ということ。年寄り文化は東京でも地方でも同じ。ヤンキー文化は、全然違う。携帯小説は、東京は読んでいない。地方は、格差社会の下にいるために、マスを求めている可能性がある。テレビも食べられるかもしれない。2:47 PM May 26th from twhirl

# 岡田:今までの議論で興味深いのは、リアルコミュニケーションの可視化、モバイル、地域格差。セッション2で、ビジネスについても考えたい。2:49 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:やはりマスの方が儲かる。東京の方が儲かる。失敗することにお金は出したくない。2:51 PM May 26th from twhirl

■第1部終了■

■第2部■

# セッション2スタート。「群衆」による変革のポテンシャル。新しい価値の発見と創出の実際と将来の可能性。3:08 PM May 26th from twhirl

# 戸上:IUGは、SNSなどで社員をいかに幸せにするかを考える場。実際は、医療機器メーカでナレッジマネジメントをやっている。匿名の掲示板、ブログなどを入れている。営業の行動変化、お客(医者)の行動変化をどうやっておこすかを考えている。3:10 PM May 26th from twhirl

# 福岡:EGMフォーラムに参加している。EGMの経験をお話しできると思う。イノベーションがどうやっておこるかにも興味がある。3:12 PM May 26th from twhirl

# 松隈:集団が知的活動の成果をどう共有するか、ということについて研究している。文教のIT化が遅れているが、そこの支援を考えている。3:13 PM May 26th from twhirl

# 岡田:今回、事前アンケートで参加者から話題の提供をお願いしてもらった。実は、ネット関連の話題が少なく、企業活動、社会、教育などの話題が多かった。前回とは違っている。3:15 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:「授業側イノベーションの研究」。イノベーションの話をすると技術者の話になってしまいがちだが、もともとは社会の話。需要側にもイノベーションがあって良い。そのような視点の研究。3:16 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:発明型イノベーション(開発者の独創性)、カイゼン型イノベーション(組織による協調性)、需要型イノベーション(ユーザが、開発側が想定していなかったような使い方をする、普及過程にイノベーション的現象)。3:18 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:1995年あたりに、ポケベルと携帯が逆転。最初、PHSに簡単なメッセージ機能がついた。海外ではSMS。3:21 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:企業側が想定していなかった使い方をユーザがはじめる。最初は企業側がいやがっているが、次第に、その流れに乗ってサービスを提供するようになる。口コミで新しい使い方が広まっていく。マスメディアがあおっているわけではない。ユーザの自発的活動。3:23 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:口コミネットワークの調査は、プライベートな情報が多いので、実験がしづらい。ので、博報堂の新入社員を使って調査をした(笑)。3:24 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:第2層に同期の知り合いがいない人がいた(笑)。第6層(ITを全然使わない人)は、友達がいた。110人の新人にITの改良案を聞いて、さらにそのアイデアをメンバー間で流してもらった。で、ブラッシュアップをしてもらった。3:28 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:その結果、第1層からは新アイデアを出すことは少ない。圧倒的に少ない(笑)。何でも知っているからこそ、新しいアイデアが少ない。第2層より下の人は、本当に面白いものが出てくる。マジョリティーの第3層からも結構面白いアイデアが出てきている。3:30 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:外国で行われた同様の調査でも、同じような結果が出ている。「普通の人でも、面白いアイデアを出せる可能性がある」3:31 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:問題提起。仮説1:アイデアは、人が単独で発想するよりも、伝播するほうが向上する。仮説2:市場では、それぞれの層での情報NWの繋がりが不均一であるため、構造的な理由で独創性が生まれる(創発)する)ことがある。3:32 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:仮説3:組織内でイノベータ的な人と、アーリーアダプター的な人では、生み出すアイデアの質が違う。また伝播を送ったり受けたりする態度や方法が違う。(アーリーの人の助けを借りた方が良い。どういう人にアイデアを渡せばいいのか)3:34 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:渡すべき人に渡さないと、アイデアは死んでしまうかもしれないということ。実験では、第2層の中でぐるぐる情報を回している状態で、一番面白いアイデアが生まれた。第1層の中ではあまり生まれていない。第3層の中だけでも生まれていない。3:35 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:情報の伝播は、市場だけでなくて、組織の中でも考えられる。スモールワールド現象について見ると、第1層より、第6層の方が、噂が広がりやすい。第1層は伝授しているが、後の層は勝手に広がっていく。3:38 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:大事なのは、第1層だけでは新しいことは考えられず、他の層のアイデアも使わないといけないということ。3:39 PM May 26th from twhirl

# 岡田:眞木さんも社内情報の伝播について考えていると思うが、今のプレゼンを聞いてどうか。3:39 PM May 26th from twhirl

# 眞木:違うアプローチだが、同じようなことをやっている。組織力の分析をやっていている。後で説明させて欲しい。3:40 PM May 26th from twhirl

# 高須賀:僕はこの場に合わない人間なのかもしれない(笑)。ベンチャーは、「不確実性の極大」。ニッチはベンチャーではない。イノベーティブな事は、骨格自体も変えていく。ハーバードの先生などとディスカッションしていると、日米のギャップを感じる。3:44 PM May 26th from twhirl

# 高須賀:アイデアが生まれる方法論を考えている。日本では、なんとなくアイデアが生まれると考えられている。偶発的。3:45 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:そこを否定してしまうと日本が無くなってしまう。カイゼンが行われるのは、フィードバックがあるから。アメリカで「需要型のイノベーション」というと、あまり理解してもらえない。3:46 PM May 26th from twhirl

# 高須賀:カイゼンの意義は理解している。Goal設定なのか、HowToなのかという違い。不確実性の低い、予測された未来でのやり方と、予測しにくい未来でのやり方は違っているのではないか。テレビも車もあって、次は何が欲しいのか。不確実な世界。ゴールが分からない。3:48 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:日本とアメリカでは、市場の大きさが違う。同じ土俵では勝てない。アメリカがアクティベートしていないリソースをもってこないといけない。3:50 PM May 26th from twhirl

# 高須賀:アメリカのやり方が正しいとは思ってはいない。僕のやり方の方がすごい(笑)。アメリカ人が思いつくことが出来ないアイデアを出せるのは、こっちが東洋人だから。僕らだからこそ価値があることが発想できる。3:51 PM May 26th from twhirl

# 高須賀:企画会議でアイデアを出そうというアメリカ人がいる。まず、3個ずつアイデアを持ってきて、投票しようとする。このやり方はありえない。残りのアイデアがもっていない。「もったいない精神」(笑)。全てのアイデアを、一階層下の切り口で見てみようとする。各アイデアの理由みたいなもの。3:53 PM May 26th from twhirl

# 高須賀:クールな構造を作ろうよ、と。で、その上で、再度アイデアを出そうとする。これは東洋的なアプローチ。時間はかかるが、アイデアの質は上がる。3:54 PM May 26th from twhirl

# 岡田:鷲田さんの研究のテーマは、アイデアを伝播させることでブラッシュアップされるということ3:55 PM May 26th from twhirl

# 戸上:新製品を出して、営業に販売させるときに、必ずコメントをしてくる人がいる。先駆者的な人。その人達を集めてプロジェクトをやると、うまくいかない。広がったときは、その他の人達がアイデアを出し始めたとき。3:56 PM May 26th from twhirl

# 岡田:同感。大規模な組織でも同様のことは起こりうる。3:59 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:イノベーターはどこに行ってもイノベーターなのか、それとも、組織内の相対的な位置づけなのか。今それを研究しているが、両方とも起こるようである。3:59 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:リスクの取り方の研究をしていると、リスクを取るのは第2層。4:00 PM May 26th from twhirl

# 松隈:第1層のイノベーターの情報にアクセスしやすくなったため、第2層のオピニオンリーダーの層が拡大しているのではないかと感じている。4:03 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:第2層は、友達がいない(笑)。第1層だけを見ている。第1層と第2層でコミュニケーションをして、後で、3層に情報が行く。2層と3層の繋がりは薄い。1層が3層と接している。1層→2層→1層→3層という情報の流れ。1層に戻らないと、解釈されない。技術にならない。4:05 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:1層は、自分たちだけでは面白いアイデアが出ないけど、他の人の意見を聞く力がある。4:06 PM May 26th from twhirl

# 高須賀:結局は、面白いアイデアが出せるかどうか。結果が出せるかどうか。アメリカの学校の中で、独創性の高さを競う。面白いかどうかが全て。4:08 PM May 26th from twhirl

# 福岡:結局は、お金とスピード。アメリカではそこを最重視しているため、アイデアは一つだけで、残りは捨てる。失敗しても敗者復活。4:09 PM May 26th from twhirl

# 高須賀:機会損失をしないためには、リスクと付き合わないといけない。4:10 PM May 26th from twhirl

# 眞木:仕事をする上で、パフォーマンスが高い人がいる(2.5%)。それになれる予備軍が、10%いれば良い。将来に向けて力を入れたいのは、人材/知財戦略。社内SNSなどで、コラボが生まれるようにしている。4:17 PM May 26th from twhirl

# 岡田:誰に聞くか、誰がファシリテーションしていくかということが大事。どう思うか?4:19 PM May 26th from twhirl

# 眞木:ハイパフォーマーが中心になるが、未来が見えてないといけない。細かいことを感じる感性。外部情報へのアクセスも。4:20 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:仮説検証のプロセスが壊れることがある。その場合にどう対処するかが大事かと思うが。4:21 PM May 26th from twhirl

# 眞木:仮説の中にリスクをどう盛り込むかということ。4:22 PM May 26th from twhirl

# 福岡:是非EGMフォーラムに入って欲しい(笑)。ignoarance management 。自分の知らないことは知りようがない。何を検索したら良いか分からない。それを打破する切り口が、EGM。Twitterはかなり有効だが、完璧な答えはない。4:24 PM May 26th from twhirl

# 眞木:当初はナレッジマネジメントを目的としてスタートしたが、枠組みをあまり固定せずにやろうとしていた。「知らないことは知りようがない」ということだが、自分たちの思考回路になかったことを知ろうという基盤を作ろうと。4:26 PM May 26th from twhirl

# 戸上:KMをずっとやっているが、「気づき」というレベルで人と情報を結びつけようとしても、何も起こらない。行動を起こらしてなんぼ。そのために何を仕掛けるべきか。眞木さんの仕組みは甘い。ベンダーもそこを考える必要がある。4:27 PM May 26th from twhirl

# 眞木:まったく同感。この枠組みだけではダメ。ITだけではダメ。一緒に考えたい。4:28 PM May 26th from twhirl

# 岡田:事例を紹介したい。コクヨのノートの事例。コクヨは、新しい企画のノートをどんどん持って行ったが、東大生に酷評された。シンプルなノートが一番だと。4:31 PM May 26th from twhirl

# 岡田:叡智を集約するだけでなく、結果を出さないといけない。4:32 PM May 26th from twhirl

# 眞木:なかなか行動を起こすことは難しいが、耐え抜くことの意味が分かるような経験をさせてあげたい。プロとしてのコミットメント。4:33 PM May 26th from twhirl

# 岡田:残りの時間で、最後のテーマをやりたい。事前アンケートでも、社会的なテーマが多かった。学校などについても。4:34 PM May 26th from twhirl

# 松隈:「教育機関に求められる情報化」。ネット社会への適応力育成(裏サイト問題)、校務の情報化、教育の情報化(一斉授業、グループ学習)、広報の情報化(保護者や地域社会とのコミュニケーション)。4:37 PM May 26th from twhirl

# 松隈:NetCommonsを使って、教育問題を解決しようとしている。産学連携での開発。地域格差を無くしたい。4:40 PM May 26th from twhirl

# 岡田:学校は何が助かるのか?4:40 PM May 26th from twhirl

# 松隈:学校広報が簡単にできるようになるし、他の学校との教材の共有も出来るようになる。4:42 PM May 26th from twhirl

# 岡田:先生側の意識は変わるか?PTA側の評価があがったり?4:42 PM May 26th from twhirl

# 松隈:情報化することで、学校が見えやすくなる。地域住民には学校の情報を知る権利がある。そもそも、知らないと、支えることも出来ない。J-KIDS大賞。地域ぐるみの学校運営が、文科省も支援している。4:44 PM May 26th from twhirl

# 戸上:学校の情報共有について。親同士のコミュニケーションが重要だと感じている。もちろん、先生とのコミュニケーションも重要。松隈さんのツールは、どんな情報がやり取りされているのか。4:45 PM May 26th from twhirl

# 松隈:非常にベタな情報。どんな授業が行われているか、給食が何か、どんな活動をしているか等。毎日情報を簡単にアップロードできる仕組みを提供している。4:46 PM May 26th from twhirl

# 岡田:教育の話題を取り上げた理由は、オンラインだけのやり取りに終わってしまっては意味がないため。行動を起こさないといけない。社会に貢献する、社会のコンセンサスという話題が積み残されている。薬事法の改正についても議論としては面白いと思っていた。4:49 PM May 26th from twhirl

# 岡田:だが、時間も終わりに近づいた。もやもやとした中で、終わらせないといけない(笑)。4:50 PM May 26th from twhirl

# 岡田:最後に、アンケートを取りたい。聞きたいことはあるか?4:50 PM May 26th from twhirl

# 福岡:多様な知恵があれば、新しい価値は生まれるのか。群衆の中にこういう人がいないと新しい価値が生まれない、ということを書いて欲しい。4:51 PM May 26th from twhirl

# 福岡:想いがある人は大事。空気を読まない人。馬鹿者。4:52 PM May 26th from twhirl

# 岡田:群衆の叡智サミットは、聞いた後に、行動志向が向上していると成功。最後にみなさんから振り返って頂きたい。4:53 PM May 26th from twhirl

# 眞木:ITだけではなくて、人を大事にしていきたい。4:54 PM May 26th from twhirl

# 高須賀:90%くらい言い足りない(笑)。参考になった。アメリカに悪影響を与えられているかもしれない。有意義な時間だった。4:54 PM May 26th from twhirl

# 鷲田:イノベーター的な人にこの話をするのは4回目だが、下を向かなかった人が多かった(笑)4:55 PM May 26th from twhirl

# 戸上:高須賀さんの話は、アメリカの事業所とのやり取りと同じであった。4:55 PM May 26th from twhirl

# 福岡:今年で3回目。群衆の叡智とはなんぞやという話からスタートしたが、そろそろ手を動かして、群衆の叡智から価値を生み出したい。生み出さないといけないフェーズに入った。4:56 PM May 26th from twhirl

# 松隈:他のパネラーの話を聞くのが面白かった。お土産をもらった。第4回も楽しみにしている。4:56 PM May 26th from twhirl

# 以上で、WOCS終わりです〜4:57 PM May 26th from twhirl