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オープンガバメントの特徴① 【参加の場の多様化】(勝手にオープンガバメント論シリーズ)

OpenGov

オープンガバメントの特徴の1点目は、参加形態が多様化してきたということです。

Change.orgに代表されるような自らの意思を表す場は「直接的参加」の機会を生みだしましたが、意思決定プロセスに直接参加するのではなく、意思決定プロセスの場づくりに参加するというような「間接的参加」は、従来のeデモクラシー時代には見られなかったもので、昨今のオープンガバメントに関わる取組(参加)において特徴的なものです。たとえば、市民が参加するためのアプリケーションを作ることであったり、データ分析やインフォグラフィックス関連の取り組みは「間接的参加」の新たな機会となっています。それらは、従来の政治参加とは異なり、民主主義を行うためのプラットフォーム作りとも言えます。その代表的事例としては、「税金はどこへ行った」や「マッピングパーティー」などがあげられます。

これらの取り組みから得られる示唆は、「参加を狭く捉えるべきではない」ということです。

様々な参加の場が存在する中で、場と場がネットワーク化していくこと、つまり、一つの場もネットワークと考えれば、ネットワークのネットワーク化こそが重要です。

意思決定に直接的に関わらないような活動であっても、そのような活動が「民主主義プラットフォーム」の質を高め、最終的には「政策決定プロセス/政策執行プロセス」の質を向上させることに繋がっていくということを認識する必要があると思います。そのことが熟議の場を豊穣なものとし、まさに単体ではなくシステムとしての熟議(熟議システム)を構築することに繋がるのではないかと考えます。

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