@kedamatti's diary

米山知宏の思考メモです(専門は、知/情報/自律的な組織づくり/プロジェクトマネジメント/ナレッジマネジメント/コミュニケーション/オープンガバメント/民主主義/市民参加/シビックテック)

ネット上の実名と匿名の話

別のコミュニティーで書いたことだけど、コピペしておきます( ̄ー ̄)/~~

実名がいいの?匿名がいいの?という議論です。

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「実名か匿名か」という議論は、なぜかインターネットの世界だけで問題にされ、相手の顔を見て接している状況(いわゆるリアルの世界)だと問題になりません。

もちろん、対面・リアルの世界も「実名」だけで動いているわけではなく、「実名的な状況」と「匿名的な状況」は混在していますが、その中で、なぜあまり問題にならないのでしょうか。

それは、対面・リアルの世界では、実名か匿名かということに関して、意識の共有・納得を自然と行っているからではないか、と個人的には思っております。

例えば、クラブに行ったとき、友人は初対面の人に対して、自分のことをニックネームで紹介してます。しかし、それに対して相手の人は「なんで本名言わないんだよ!」と怒ったりはしません。それは、お互いがそういうが許される場という認識を共有し、納得しているからだと思います。

また一方では、例えば車で事故をしたら、本名・住所等を相手に教える必要が出てきます。嫌でも、納得するしかしょうがないのですよね。

このように、対面・リアルの世界では、実名・匿名について意識の共有を自然と行い、お互い納得した上で行動しているような気がします。

ただネットの世界では、匿名的な世界がしばらく当たり前であったためか分からないですが、「ネットは匿名であるべきだ、または、その意見に反対するように、実名であるべきだ」という話のどちらかにふれがちです。しかし、リアルの世界と同じように、場合場合によって実名・匿名のメリット・デメリットを考慮しつつ、選べばいいのではないかと思っております。

2ch2chで残すべき意義ある場だし、一方、地域SNSはこういうことを目的としている場だからこういう使い方をして欲しい、ということでいいのではないでしょうか。

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