「言葉」って何??(その3)

そしてそして、3冊目は「多神教と一神教」

実はこの本は、「言葉」ってものを知りたいと思って買ったんじゃなかったのだけど、読んでみたら、いろいろと言葉について書かれていた。ちょっとビックリ。

・言葉には「話し言葉」と「書き言葉」の二種類ある。しかし、この音声言語と文字言語の区別は、人類がある時から長い時間をかけて獲得した認識能力の差異である。

・まったく文字を知らない社会の人々に、文字や書物を見せたところ、無文字文化の人々は書物に耳を近づけたという。彼らにとって、言葉とは音声言語以外のなにものでもなかった。

多神教社会のなかで一神教という崇拝の形が生まれる原因の一つに、アルファベットの誕生と普及という出来事があったのではないか。複雑になるばかりの文明はある時点から単純化に転じる傾向がある。

・古代文明にあっては、神々の統合と文字の整除とが伴って進んだのではないか。

一見、文明が進化と思える「文字文化の出現」に対し危惧していた人物がいたらしい。それは、かのソクラテスとのこと。これは意外。。。

・人々がこの文字というものを学ぶと、記憶力の訓練がなおざりにされるため、その人たちの魂の中には、忘れっぽい性質が植え付けられることだろうから、と。

・「なにものにもよらずみずから総合的に判断する」という能力が無くなってしまうのではないか