@kedamatti's diary

米山知宏の思考メモです(専門は、知/情報/自律的な組織づくり/プロジェクトマネジメント/ナレッジマネジメント/コミュニケーション/オープンガバメント/民主主義/市民参加/シビックテック)

本:宇宙からの帰還

続いて、宇宙からの帰還

宇宙飛行士が、宇宙に出て月に行って「何をしたか」ではなく、「何を感じたか」。著者はそこにフォーカスをあて、宇宙飛行士の精神的変化を追及していく。

議論の行き着きく先は、人間の存在とは何か?宗教とは?神とは?

ただ、宇宙飛行士には、クールな性格(技術面のみを追及し、ミッションを完遂しようという性格)が求められているという。

○もし詩人や哲学者を宇宙飛行士にしていたら、宇宙船は宇宙にたどりつけなかったろうし、たどりついたとしても地球に生還できなかったろう。

決められたことをテキパキとやらねば命に危険が及ぶ。「人間とは何か?」などと物思いにふけっている暇はないのである。

だが、宇宙を体験すると、人間の本質的な部分を考えずにはいられない。

○宇宙体験をすると、前と同じ人間ではありえない

○1人の詩人も宇宙飛行士に採用されなかったが、詩人になった宇宙飛行士はいる。宗教家・思想家になった宇宙飛行士もいれば、政治家になった宇宙飛行士もいる。

自分にどのような精神的変化が起こるか、体験してみたい。生きている間に、簡単に月に行けるようになったりしないかな。。